合気道は、合気道の創始者であり開祖と敬称されている植芝盛平先生により確立された近代武道です。
合気とは「心の集中」、「心の和」、「気の感応」、「人間生命と宇宙生命の一致」、「神人冥合」等々を表す言葉です。
「気」はサンスクリット語のPranaと同じように「絶対的エネルギー」と、捉えています。
敬虔な神道の行者であった植芝盛平先生は、「合気道は『小戸の神業=禊ぎ』である」と説かれました。
合気道の技は日本武術の粋である剣術、槍術の法則を素手で表すものといえ、熟練すれば相手の身体を、あたかも自分の剣や槍を用いるように扱うことができるようになるのです。このようになるには相手と対立して制するのではなく、心が相手と対峙せずに、しかも自然と技が生まれる稽古法が必要です。
この背景には長い歴史を有する東洋哲学と、その実践行法が存在しています。この方法こそ我々の先祖合気道が最も重要視していた日本の伝統的稽古法なのです。
「合気道多田塾の稽古方針」より引用
◆指導員
山 口 泰 弘 Yasuhiro Yamaguchi
合気道5段
現在、牛久保稽古場ほか、伊勢崎市境武道館でも指導をしており、また東京合気会本部道
場にて鍛錬を続けています。
私がこれまで指導を受けた合気道多田塾≪多田宏師範≫の稽古方針では、合気道を「現代
に活きる武道として対峙する心を超える、実践東洋哲学の道」と位置づけこの日本伝統の
訓練法を、現代的に行うことを稽古の主眼におき、「気の鍛錬」を根本とする稽古を日夜
探求しています。
また、大学時代、青少年と武道について研究をしていました。その経験を合気道指導に活
かし、充実した稽古をお約束いたします。
*アシスタント:学童指導等経験のある者もアシスタントをしています。